「英語はオワコン」「TOEICの勉強なんて無駄」
こういう意見をよく耳にすると思います。
確かに一理あるかもしれません。
「英語を話せるか」より「仕事ができるか」の方が重要です。
TOEICの点数が高いと言って英語が話せるわけではないと個人も企業も気付きつつあります。
しかし、それでも私はTOEIC高得点を取得しておくことのコスパはかなり高いと考えています。
実際私はTOEIC高得点のおかげで、転職や社内の異動時にかなり得をしてきました。
この記事では、「TOEICがまだまだ効果を発揮する理由」と「実際の事例」をご紹介します。
メモ
2021年2月現在TOEICスコアは860点から920点まで上昇しました。
目次
TOEICの点数がまだまだ有効である理由
私が依然としてTOEICが効力を持つと考える理由は下記4点です。
- TOEIC以外に英語の指標がない(普及していない)
- 依然英語ができる人材が少ない
- 英語の需要をますます伸びてる
- 翻訳機がビジネスの場で使用されるのは当分先
TOEIC以外に英語の指標がない(普及していない)
一番の理由はコレですね。
TOEFLやIELTSなど英語のテストは数多くありますが、日本ではダントツTOEICが有力です。
みんな英語力を測るのに、TOEICしか知りません。英検すらほとんど誰も見てません。
自分の英語力を示すなら(あると思わせたいなら)TOEICで高得点を獲得するのが一番確実です。
TOEIC800点もあれば「英語が(ある程度)話せる」と思われるので、かなりおいしいです。
依然英語ができる人材が少ない
最近は若い人を中心に英語ができる人が増えてきていますね。
それでも依然ほとんどの人は英語ができません。
2020年1月のTOEICテストの結果によると、TOEICスコア800点越えは全体の約13%に満たないのです
TOEIC900点台に至っては、4%を切っています。
TOEIC高得点はまだまだ希少です。
そのためまだまだTOEICの価値は衰えていないのです。
TOEICの勉強を始めればわかることですが、TOEIC800点越えはめちゃくちゃ簡単です。
TOEICほどコスパの良い勉強はないと思います。
英語の需要がますます伸びてる
残念ながら日本の人口はどんどん減少しています。
人口が減るということは物・サービスの需要が減っていくということです。
日本企業が海外の需要を求め、海外進出を強めてからずいぶん時間が経過しました。
この流れは今後さらに強まっていきます。
英語ができる人材は今後も重宝されますし、その英語ができるかどうかの指標がTOEICなのです。
翻訳機がビジネスの場で使用されるのは当分先
「自動翻訳があるから英語の勉強は無駄」
このように話す人をたまに見かけます。
海外旅行やインバウンドを対象としたホテルや飲食などの観光業であれば、確かにそのとおりかもしれません。
しかし、実際のビジネスの場で翻訳機が使用されるのはかなり先でしょう。
というか本当にそんな時代来るのか?と思わざるを得ません。
海外の顧客・取引先を相手にビジネスをしたことがある人であれば、共感いただけると思いますが、翻訳機を使用して商談を行う場面が想像できません。
いちいち翻訳機をとうして会話できなんて、スピード感もリズム感も全くありません。
細かなニュアンスを掴むこともできないため、お互いストレスを感じてしまいます。
そもそも翻訳機を使って商談なんてかなりダサいです。
「英語すら話せないの?」と思われることは間違いありません。
たったの"TOEIC860点"で社内異動も転職も上手くいった
個人的な話になりますが、TOEIC高得点を保有しているおかげで、物事がかなり上手く進んだ経験を共有いたします。
TOEIC高得点のおかげで他部署から引き抜かれた
もともと私はとある大手メーカーの閑職についていました。
閑職なので毎日暇で定時で上がれていたので、帰宅後はずっと英語の勉強をしていました。
もともと英語は苦手でTOEICの点数は500点台だったのですが、勉強の結果860点を獲得することができました。
TOEIC860点を獲得してから少しずつ事態が上向いてきました。
社内査定でTOEICの点数を申告する欄があるのですが、「TOEIC860点」と申告しすると同時に「異動希望」と伝えました。
すると直ぐに、海外営業部門から声がかかり、無事閑職から花形である海外営業に異動することができました。
あとから上司に私を引き抜いた理由を聞くと「英語ができそうだから」とのことでした。
完全にTOEICのおかげですね。
TOEIC高得点のおかげて海外駐在に選ばれた
海外営業に営業に異動した後も「TOEIC高得点」の威力は発揮されました。
TOEICの点数が高いと「仕事も出来る」というような印象を持ってもらいやすいです。
TOEICはこのような錯覚資産を作り上げるのに非常に有効です。
このように「仕事ができる人材」と見られることで非常に多くのチャンスに恵まれました。
最終的に、海外駐在員として選ばれるまでに至りました。
海外駐在員の選定にあたってはTOEICの点数がかなり重視されます。
海外駐在に憧れる人も多いと思いますが、そうした方にはTOEICで高得点を取っておくことを強くお勧めします。
TOEIC高得点のおかげで外資系コンサルに内定した
仕事に飽きてきた頃、自分の市場価値を確認する意味も兼ねて転職活動をおこなったことがあります。
もちろんTOEICの点数だけではありませんが、TOEIC860点というスコアは転職市場でもかなり評価されるようで、書類で落ちたことはほとんどありません。
実際に、転職難易度が高い外資系コンサル(BIG4)から内定を得ることができました。
転職エージェントに採用理由を尋ねると、理由の一つに「TOEICの点数が高い」が挙げられました。
結局転職はしなかったのですが、たったのTOEIC860点がここまで威力を発揮するとは大変驚きました。
求人票を見れば分かりますが、英語を使う部署(海外営業など)でさえ求められるスコアが700〜800点です。
TOEIC高得点者はまだまだ少ないため、強みになります。
「自分のTOEICの点数が武器になるか」気になる人は、転職サイトで実際に求人を確認するのが早いです。
おすすめの転職サイトは以下記事でまとめていますので、ご覧ください。
まとめ:英語は勉強しといて損はない
「TOEICは意味ない」という言葉に甘えて、英語から逃げるのはやめておいた方がよいです。
TOEIC高得点は持っていて得することはあっても損をすることはありません。
「今の仕事に飽きてやる気がない」
「将来の目標がない」
「何か現状を変えたい何をやればいいか分からない」
このような悩み・疑問を抱えているのであれば、とりあえず英語の勉強をしておけば間違いありません。
何もせずだらだらと1日を過ごすのであれば、少しでも将来を変える可能性のある英語に投資した方が100倍有意義です。
TOEICの勉強は「公式問題集」と「スタディサプリ」をとにかく回しておけば、800点台は余裕です。
この記事を読んだ後、すぐ行動しましょう。