「仕事の効率が悪くて何とかしたい、、、」
「仕事で忙しすぎて自分の時間がない、、、」
「周りから評価されない、、、」
こうした悩みを持つ方に、エクセルVBAの勉強が有効かもしれません。
VBAは業務効率化のツールなので仕事が早くなります。
それだけではなく、VBAができるようになると「仕事ができるやつ」という印象を持ってもらいやすくなります。
この記事では、実際に文系事務職である私がVBAを学んで得たメリットについてご紹介していきます。
目次
そもそもVBAとは?
Excelに「マクロ」という機能があるのはご存知でしょうか?
自分で行ったエクセル上の操作を記録して、その記録された操作を自動で繰り返し何度でも再現してくれる機能です。
繰り返し手動で行わなければいけない作業を自動で行ってくれるため非常に便利な機能です。
マクロで記録された操作は、プログラムという形で内部に保存されています。
そのプログラムを記述しているのがVBA(Visual Basic for Applications)というプログラミング言語なのです。
詳しい定義はさておきざっくり、VBAとはエクセルの自動化を可能にする便利機能、と覚えてください。
このVBAを使うと、毎日の繰り返し行っているデータ集計や日報の作成、毎月の締め作業などを自動でかつ一瞬で出来るようになります。
非エンジニアがVBAをマスターするメリット
前述のようにVBAはプログラミング言語です。
エンジニアでもないし、理系でもない方からするとプロブラミングと聞いて自分には関係のないこと、と思いませんか?
しかし、文系、事務系職種だからこそ、このVBAを学ぶ価値があるのです。
非エンジニアがVBAを学ぶメリットは、周りとの差別化が容易であることと考えています。
つまり、VBAを学ぶだけで簡単にセルフブランディングが出来る、ということです。
これには、下記二つの要因があります。
- 文系職には非効率が蔓延している
- 文系職にはVBAが出来る人間が少ない
文系職には非効率が蔓延している
理系(技術系)職種と違って、文系(事務系)職種は「とにかく効率を追い求める」という人が少ないです。
そのため文系(事務系)職種には概して、非効率な仕事が蔓延しています。
改善の余地がものすごく大きいため、自分の成果をあげやすいのです。
少し業務改善するだけで簡単に評価を上げることが出来ます。
文系職にはVBAができる人間が少ない
ほとんどの文系はプログラミングが出来ません。
VBAですら出来る人間がほとんどいません。
そのためVBAを使って簡単な自動化ツールを作るだけで、驚かれます。
理系職種の方からすれば、簡単なこと当たり前なことでも、文系職種からすると「画期的なもの」に映るのです。
以上の理由から非エンジニアがVBAを学ぶことは、費用対効果が非常に高い(=コスパが良い)のです。
VBAを覚えるメリット
VBAをマスターするメリットを、非エンジニアながらVBAをマスターした私の実体験をもとにご説明します。
業務効率化できる
一番のメリットは何と言っても「業務効率化」です。
実際に私はVBAを覚えて、数多くの仕事を自動化しました。
例えば毎月の売り上げ、コストなどを集計し、グラフを作成しレポートを作成する作業。
複数のファイルにまたがる膨大なデータを集約し、それを扱いやすいデータに加工しグラフを作成します。
全て手作業でやっていた時は、慣れても大体3〜4時間かかっていました。
これをVBAで自動化することによって、5分で出来るようになりました。
これだけで年間50時間近くの業務効率化となりました。
また、毎日為替情報や株価情報などをまとめて社内外に発信する業務があったのですが、これもVBAによって自動化することができました。
インターネット上の特定のHPにアクセスし,指定された情報を取得、それをエクセルにまとめ、メールを配信する。
これを全てVBAで自動化しました。
毎日20~30分ほどかけていましたが、これも5分ほどで出来るようになりました。
年間にしてなんと100時間の時間短縮となりました。
参考記事>>>「VBAでできることは?」
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マクロVBAでできることは?営業マンが実際に作成した業務改善例を紹介
続きを見る
VBAで業務効率化することによって、これまでエクセルに費やしていた時間が浮きます。
そのまま定時で帰ってもいいですし、空いた時間でより生産的な仕事に時間を費やすことができます。
実際に私は、プライベートや自己研鑽など自分の成長に繋がることに費やす時間が増えスキルアップにつながったり、あるいは本業により集中出来るので仕事で成果が出せるようになりました。
エクセルが出来るやつという認知に繋がる
単に業務効率化だけでなく、「エクセルが出来るやつ」という認知を周りからもたれるようになりました。
課長や部長の世代は控えめに言って、エクセルが全く出来ません。
VBAが出来るとエクセル全般の知識が強化され、エクセルそのものが得意になります。
エクセル業務をVBAにより自動化したり、エクセル関連の質問に答えていくうちに、「エクセルが得意なやつ」という認知を持ってもらえます。
VBAが出来ると、こうした権力をもつ人たちから頼られ、貸しを作ることが出来ます。
権力者にこうした貸しを作ることで、自分の困った時にも手を貸してくれやすくなりますし、贔屓して良い評価も得られやすくなります。
こうした効果は絶大です。
更に自分に大きな仕事が舞い込んで、実力と実績を積み上げることができる好循環が作れます。
どんどん成長するスピードが加速していきます。
まとめ
VBAは業務効率化にばかり注目が集まりがちですが、セルフブランディングというメタ的な効果が大きいと思います。
私の場合は、エクセルが得意という認知を作り出すことが出来たため、分析関連の仕事が多く舞い込んでくるようになりました。
難しい案件で上司から分析を頼まれ、資料を作成し、上司に非常に感謝されました。
感謝だけでなく、資料を作ってくれたからということで、平社員が出ないような会議に一緒に参加させていただき、会社幹部に顔を売る機会を得ることが出来ました。
時間短縮だけでなく、「仕事が出来る人」になりたい人はぜひVBAを勉強してみて下さい。
こちらの記事もオススメ>>>「20代のうちにやっておいて絶対に損しない自己投資5選」