主体性をもつためのたった一つのシンプルな問い

2019年6月22日

上司から「もっと主体性を持て」と言われたり、「主体性がない」と査定される方は多いと思います。

主体性は社会人に必ず求められる素養です。

実際、2018年度に経団連が実施した調査によると企業が学生に求める資質「主体性」が第2位という結果となっています。

10年連続で第2位で、なんと64%以上の企業が社員に「主体性」を求めています。

でも「もっと主体性を持て!」と言われても実際どうすれば主体的になれるのか良く分かりませんよね。

今回は簡単に主体性を持てる方法を紹介します。

主体性とは何か?

そもそも主体性とは何でしょうか?

下記の定義をご覧ください。

「自分の意志・判断によって、みずから責任をもって行動する態度や性質。」

weblio

簡単にいうと「自分で考えて行動すること」です。

何をやるかは決まっていない状況でも、上司や先輩の指示を待つことなく、自分で「何をすべきか」を考えて、判断し、行動する、ということです。

なぜ主体性が大切なのか

なぜ企業はこれほどまでに主体性を重要視するのでしょうか?

主体性があると、「こうすべきではないのか?」「もっとこうした方がいいのでは?」という問題意識が生まれます。

それが改善やイノベーションを生み出す原動力となります。

このように主体的であることは企業に価値をもたらし、企業の発展に欠かせないことだから、どの企業も重視するのです。

もう一つ重要な理由は「上司は忙しいから」です。

世の中の大半の上司は部下のマネジメントだけではなく、彼ら自身が現場に出てバリバリ働いています。

そのため管理職はものすごく忙しいのです。

彼らに部下に1から10まで細かく指示を出している暇などないのです。

そのため、部下が自分で何をやるべきかを考えて行動してくれると、上司は非常に楽なのです。

上司としては、忙しい中自分で仕事を見つけてバリバリ働いてくれると自分が楽できるし、自分の仕事に専念出来るので非常に助かります。

もちろんそういう部下は重宝されるので上司からの評価も上がります。

主体性を身に付けるためには?

では実際にどうすれば主体的になれるのでしょうか。

誰でも出来る簡単な方法をご紹介します。

それは、「どうすれば、会社に貢献することが出来るのか?」を問い続けることです。

主体的でない人は、何をすれば良いのか分からないから動けない、という人がほとんどです。

なので「何をすればいいのか」という問いを解決してあげれば良いのです。

社会人の究極の目的は会社に貢献することです。

これを忘れている人が非常に多いです。

「どうすれば会社に貢献出来るか?」を常に考え続けることで、「自分が今何をすべきか」が見えてきます。

「会社」は抽象的過ぎてイメージしづらければ、もっとブレイクダウンして、

どうすれば顧客に価値貢献出来るか?」「どうすれば相手(上司・先輩・同僚)に貢献出来るか?」と問うと分かりやすいです。

 

ここで私の経験談をお話しします。

今でこそ私は日々主体的に仕事して上司からも主体的と認められるようになりましたが、かつては「主体的に動け」と怒られていました。

自分が何をすれば良いのか、何をしていいのか、全く分からなかったため、何も出来ずにただ指示を待っていたのでした。

「主体的に行動しろ」と言われても、どうすれば主体的になれるのか分からず日々悶々としていました。

ここで考えついたのが、「どうすれば会社に貢献出来るのか?」を自問自答することでした。

「自分に求められているのは何か?」「自分は今何をすべきなのか?」が明らかになりました。

自分が何をすべきか分かれば、あとは行動するだけなので簡単です。

この問いを続けることで私はたちまち主体的に行動するようになりました。

当時は管理部門にいたのですが、「仕事の依頼者の役に立つにはどうすれば良いのか?」「自分の部署の存在意義は何か?その中で自分に求められる役割は何か?」を日々問い続けていました。

そうすることで仕事の目的が明確になり、「もっとこうしたほうがいいのでは?」というアイデアが次々と生まれてきました。

そのアイデアをひたすら実行し続けることで、どんどん会社に利益をもたらすことが出来、上司からの評価もうなぎのぼりとなったのです。

 

主体性のある人とない人の違いは、「自分のやることを上司から指示されるか、自分で考えるか」の違いだけです。

「どうすれば会社に貢献することが出来るのか?」という問いは、「今自分は何をすべきか」という問いに答えてくれるため、非常に有効なのです。

仮に問いに対する自分の答えが間違っていても上司がそれを修正してくれるため、どんどん答えの精度が高まってきます。

どんどん自分の主体性が高まっていき、それに応じて行動力も高まっていくのです。

まとめ

「主体性を持て!」と言われて悩む方も多いと思いますが、主体性を持つのは意外に簡単です。

常に「どうすれば会社に貢献出来るのか?」を自分に問い続けるだけです。

主体的に仕事が出来ると非常に仕事が楽しくなります。

あらゆる物事を良い方向に持っていき、どんどん会社に貢献し利益を生み出している、という実感があり、やりがいを持って仕事が出来るようになります。

主体性を持つことは、実は非常に簡単なのでぜひみなさん試してみてください。

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