嫌な上司が職場にいるとそれだけで会社に行きたくなくなりますよね。
下記エンジャパンが実施したアンケートによると、正規雇用の社員が一番ストレスに感じるのは「上司との人間関係」です。
今回は職場にいる嫌な上司の特徴とそんな上司とうまく付き合って行く方法をご紹介します。
目次
嫌な上司の特徴
言うことがころころ変わる
昨日言ったことと真逆のことを平然と言ってくる上司がいます。
上司の言われたとおりにやったのに、「違うだろ!」「何やってるんだ!」と罵倒してくる人がいます。
控えめに言ってクズです。
「言われたとおりにやりました」と反論しても「そんなこと言ってない!」「言い訳するな!」と言ってきやがります。
激昂型
すぐ感情的になる奴です。
パワハラ系と言い換えてもいいかもしれません。
自分に嫌なことがあると、部下に当たり散らしてきます。
気分で仕事をしているため、その下で働く部下は上司の顔をみて話しかけなければならないので非常に疲れます。
自分の機嫌が悪いと、些細なことで激怒して、「仕事が遅い!」「やる気があるのか!」と罵詈雑言の嵐です。
マイクロマネジメント
とにかく細かい上司っていませんか?
部下の全てを管理しないと気が済まないタイプです。
部下のやること全てに口出ししてくるので、その報告に膨大な時間が費やされます。
自分の言った通りにやらないと文句をつけてくるので、部下の主体性を阻害し、指示待ち人間に作り変えてしまいます。
マイクロマネジメント型の上司は害悪でしかないです。
好き嫌いで決める贔屓型
好きな人のことはとことん評価して、嫌いな人のことは全く評価しない上司がいます。
自分のお気に入りの部下に対しては、例え失敗を犯したとしても「よく挑戦した」と評価しますが、嫌いな人に対しては、その失敗を罵るのです。
嫌いな人が成果を上げても「運がよかっただけ」「俺のおかげ」「(自分が好きな)○○さんのおかげ」と決して認めません。
同じことをしても人によって態度を変えるので、部下のモチベーションを著しく削ぎます。
男性上司の場合、女性や自分のことをよいしょする太鼓持ちを可愛がる傾向にあります。
パワハラ系
「休みの日にも関わらず、電話をしてくる」
「有給を取らせない」
「長時間の残業を強制する」
「大声で叱責する」
これらはパワハラ型の上司です。
悪いことは言いませんから、早急に、人事部や労働監督署に相談しましょう。
それでも改善しなければ、転職してください。
心の病にかかる前に逃げてください。
放置系
自分のことしか考えず、部下のことは完全に放置する上司です。
新入社員や異動者、転職者に対して何の教育も施さず、ひたすら放置するのです。
自分でもがきながら仕事を覚え、仕事を見つけてくる逞しい方であれば生き残れますが、そうでない方は、ものすごく悩んでしまいます。
マネジメントが上司の仕事ということを理解できていない無能です。
他に頼れる上司や先輩、同僚をみつけましょう。
無責任
部下の失敗は上司の責任です。
部下の失敗は、上司の教育不足や監督不行き届きである場合が多いのです。
部下が失敗したときは上司が責任をとって、迷惑をかけた顧客や関係各所に謝るのが筋です。
しかし無責任タイプの上司は、自分で責任をとらず、知らん顔です。
ケツを拭いてくれない上司のもとで働くと、部下は挑戦することに尻込みしてしまい、成長しづらくなります。
仕事の成果を奪う
部下が頑張って上げた成果を横取りするクズ上司がいます。
部下の失敗が上司の責任であるように、部下の成果も上司の成果であることは確かです。
しかし、全て自分がやったかのように振舞うのは間違っています。
人間誰しも認められたい生き物です。
努力して達成した成果を奪われ、周りから認められないのであれば、頑張る動機もなくなってしまいます。
仕事が出来ない
上司が仕事が出来ないと部下は苦労します。
見当違いの案を出して、部下に無駄な仕事をさせたり、そもそも無能なので部の業績を悪化させてしまい、そこに所属する部下の価値を相対的に下げてしまいます。
仕事が出来ない上司の下で働くと、特に新入社員は手本にすることができないため、周りより成長が遅れがちになります。
やる気がない
リーダーシップがないタイプと言い換えても良いです。
毎日ネットサーフィンをして時間を潰すだけで、部の業績向上や部下のマネジメントを一切考えていません。
定年まで静かに過ごすことしか考えていない無責任な上司です。
褒めない=減点方式
うまくやって当然、決して部下を褒めない上司がいます。
100点が当たり前で、ちょっとでもミスをすると、強く非難してきます。
部下はミスをしないことだけに躍起になるので、チャレンジをしなくなります。
挑戦しなければ成長はしないので、減点方式の上司を持つと、仕事のやる気がなくなります。
嫌な上司の対処法
サラリーマンである以上、上司と上手くやっていくことは宿命です。
上司に嫌われると、偏った評価しかされませんし、成長の機会も与えられません。
嫌な上司であっても、なんとか対処していくしかないのです。
次に嫌な上司と上手に付き合っていく方法をご紹介します。
基本はスルー
例え上司が嫌いだったとしても、決して対立してはいけません。
力関係が圧倒的に不利ですので、対立しても余計に自分の立場が弱くなってしまうだけです。
よほどの勝算がない限りは、上司と喧嘩することは避けるようにしましょう。
嫌味を言われても重く受け止めないで、心の中で「哀れなやつ」と見下しておけば良いのです。
今後一生上司が同じであることはありえませんので、いつかそいつはいなくなります。
それまでは上司とは適当にやり過ごし、自分が置かれた環境で最大限努力し、成果を上げてキャリアを磨くことが重要です。
「仕事ができる」ようになれば、他の部署から声が掛かるかもしれませんし、いざとなればすぐ転職できるようになります。
おだてる
自分のことをよく言ってくる人間を嫌いになることは難しいものです。
上司に好かれるためには、自分も相手を好きになる(と思わせる)ことです。
上司の自慢話に大げさに驚いたり、服装や髪型を褒めてあげるなどしておけば、相手は馬鹿ですから、あなたのことを好きになります。
上司から気に入られれば、仕事が円滑に進み、これまでの悩みも解決するはずです。
コミュニケーションを心がける
上記の「おだてる」に通じるものがありますが、可能な限りコミュニケーションをとるようにしてください。
人は繰り返し接すると、その物や人のことの好感度や印象が良くなるという単純接触効果があります。
朝の挨拶に「今日は暑いですね」と付け足したり、上司の贔屓のチームが勝てば「そういえば昨日○○が勝ちましたね」と話しかけてみてください。
相手も自分もコミュニケーションをとってみると、距離が縮まり相手への敵対心が薄れてきます。
こまめに報連相する
コミュニケーションの一環で、報連相をこまめに行ってください。
嫌いな相手だと声をかけることを尻込みしてしまいますが、相手もそれを感じ取ります。
報連相をこまめに行うことで、上司は「自分が大事にされているな」と感じるのです。
ただし、なんでもかんでも相談に行くとキレる上司もいるので、相談するときは「○○と考えたのですが、いかがでしょうか」と仮説を立ててからにしましょう。
上司から言われたことは即座にやる
上司から言われたことは最優先でやってみてください。
上司に指示されたことを真っ先にやると、「自分のことに重きをおいている」と上司は考えるので、部下に対し好感を抱きます。
「仕事が早い」という評価ももらえるので一責任です。
つまるところ「自分を大事している」と上司に思わせることが、上手くやる秘訣なのです。
異動願を出す
どうしても上司が嫌で仕事に支障が出るのであれば、異動願を出しましょう。
異動したい部署の管理職に好かれたり、「仕事ができる」と思わせるなどの根回しが必要です。
ただ直属の上司に相談しても潰されるだけです。
他の部署から声をかけてもらう状況を作り出す必要があります。
一度、異動願いを出せば、余計に上司から敵視され、対立する可能性があるので、諸刃の剣です。
転職する
異動に望みがなさそうなら、転職することをおすすめします。
自分が尊敬できない上司にへこへこと媚びを売るのはそれだけでストレスの元となります。
より大きな成長の機会のために、自分の環境を変えることは非常に前向きで良いことです。
転職活動は基本無料で行えますので、一度エージェントに相談に行ってみてください。
まとめ
嫌な上司と仕事するのは想像以上にストレスですよね。
ずっと同じ上司の下で働くわけではありませんが、我慢し続けるのも辛いです。
相手を変えられないのであれば、自分が変わる必要があります。
自分も変わることが難しければ、環境を変えるしかありません。
そのための方法として、「転職」は非常に有効です。
エージェントとの相談は無料で行えますので、ぜひ一度試してみてください!