ゼロ秒思考の効果は人生が変わるくらい凄かった。3年実践した結果をレビュー

2019年4月6日

「ゼロ秒思考」という本をご存知でしょうか。

 

マッキンゼーで14年間活躍された赤羽雄二という方が「1分間メモ書き」という革新的なメソッドを紹介している本です。

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この「1分間メモ書き」を毎日実践することで、驚くほど頭が良くなります。

 

毎日仕事が出来ずに悩んでいた私が、この「メモ書き」を日々の習慣に組み込んだ結果、以下のように人生が好転しました。

  • 閑職から花形部署に引き抜かれる
  • 社長賞受賞
  • 海外駐在に選ばれる
  • 副業で月20万円の安定収入を達成
  • TOEICの点数が500点台から900点台にアップ

私はこの「ゼロ秒思考」に取り組んでから人生が変わったため、この本を本気でおすすめしてます。

 

少しでも多くの人がこの「ゼロ秒思考」を実践して、人生をより良いものにしてほしいと考えています。

そのためにこの記事では「ゼロ秒思考」のメモ書きを3年間実践している私が、メモ書きの効果をご紹介します。

「実生活にどう良い影響をもたらしたのか」という結果の部分を具体的に説明していますので、参考になる部分があると思います。

ゼロ秒思考の1分間メモ書きとは?

ゼロ秒思考のメモ書きは、「頭の中に思い浮かんだ言葉を1分間で紙に書き出す」というものです。

 

めちゃくちゃ簡単です。

ただし、以下のルール(フォーマット)があります。

  1. 白紙のA4一枚の紙を横にして使う
  2. 左上にメモ書きする対象となるタイトル、右上に今日の日付を書く
  3. 1行に20~30字、それを4〜5行書く
  4. 絶対に1分以内に書き上げる

 

言葉だけでは分かりづらいと思いますので、実際に私がメモ書きした写真をご覧ください。

ゼロ秒思考のやり方_例

もともと字が汚いのもあるのですが、1分で書くという制限がありスピード重視で自分が認識できるギリギリの範囲で書いているので、相当汚いです 笑

読めない方がほとんどだと思いますので、文字に起こしてみます。

なぜブログを書くのか?                  2019年4月5日

-アウトプットの場を持ち、表現力を高めたいから

-ブログを通して、会社以外のコミュニティを作りたいから

-会社以外の収入源を作りたいから

-単純に、純粋に人の役に立つことがしたいから

このフォーマットに沿って、テーマについて、1分間でひたすら頭に思い浮かんだことをメモに書き出すだけです。

 

この1分間というのが肝です。

非常に短い制限時間を設けることで、頭の中の思考・感情を全てそのまま言語化することができます。

これによって、簡単に言うと最短で物事の本質に気付くことができます。

 

意味不明だと思うので、具体的に解説していきます。

 

ゼロ秒思考の効果

私の2年間のメモ書きの記録

私の2年間のメモ書きの記録

著書「ゼロ秒思考」では、この「1分間メモ書き」を毎日10枚分書くことを推奨しています。

私は、この本を読んで以来、ほぼ毎日10枚のメモ書きを続けることで以下の効果を実感しています。

私はゼロ秒思考を始めて10日ほどでこれらの効果を実感出来るようになりました。

それぞれ具体的に説明していきます。

 

頭の回転が速くなる

実際にやってみるとわかるかと思いますが、1分以内に書き終えるというのは、非常に難しいです。

 

しかし、この1分以内に書き終わらなければいけない、という制約こそが思考をクリアにシャープにしてくれるのです。

 

ゼロ秒思考によって頭の回転が速くなる理由を以下の2点だと考えています。

  1. 悩まなくなる
  2. 感情に囚われなくなる

 

悩まなくなる

1分という短い時間ですから、余計なことを考える暇が全くありません。

私たちが何か考え事をするとき、ほとんどの場合は「考える」のではなく、「悩んでいる」だけです。

「悩む」 = 答えが出ないという前提のもに、「考えるフリ」をすること
「考える」= 答えが出るという前提のもとに、建設的に考えを組み立てること

ゼロ秒思考のメモ書きをやることで、「悩む」のではなく、100%「考える」ことに脳のリソースを使うことができます。

1分しか時間がないため、自分に対して何かを問う時に「分からない」とか「悩む」という時間はありません。

脳が強制的に答えを出すためにフル回転します。

 

20~30分くよくよと悩んでいたことが、メモ書きによって一瞬で解決することがあります。

生産性にして、20~30倍の向上になっています。

 

感情に囚われなくなる

人は常に何らかの感情に囚われています。

感情に囚われている時、人はうまく思考することができません。

 

友人、恋人とうまくいっておらず不安や寂しさに囚われている時や、上司に怒られ落ち込んている時に、企画や自分のキャリア、人生、家族の問題などについて深く考えることなんて出来ませんよね。

 

「1分間メモ書き」であれば、それが可能になります。

 

これには理由が二つがあります。

一つ目は、1分間という制約が、強制的に考える対象にフォーカスさせるので、感情が入り込む余地がなくなるためです。

 

もう一つは、頭に浮かんだことをひたすらメモに書くので、あるテーマのメモ書きを行っている際に、あいつがムカつく」や「怒られて嫌だった」と頭に浮かぶと、それさえも紙に書き出すことで、解決してしまうためです。

 

例えば、あるテーマでメモ書きしていた時、自分の中でモヤモヤした感情が浮かんできたとします。

そうした時は迷わず、その感情をテーマにメモ書きを始めてみます。

 

私の場合は、下記のような感じでテーマを掘り下げていってメモ書きしています。

  1. 「なぜ自分は今嫌な思いをしているのか」
  2. 「なぜあの時、上司は自分に怒ったのか」
  3. 「なぜ自分は怒られると嫌な思いをするのか」
  4. 「自分が上司の立場だと、どうしていたか」
  5. 「怒られたいようにするためには何をすれば良いか」
  6. 「怒られても気にならないようにするにはどうすれば良いか」

上記の例で言うとたった6テーマ(6分!)で、自分の中のモヤモヤとした気持ちが晴れて、本来考えるべきテーマに集中出来るようになります。

 

もしメモ書きをしていなければ、半日〜1日中こうしたマイナスの感情に囚われ、勉強、仕事に手が回らなくなるでしょう。

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行動力が上がる

メモ書きをすると迷いが無くなります。

 

例えば、ある課題についてメモ書きすると、「何が課題なのか」「なぜ課題なのか」が整理され、「どう解決すれば良いか」が明確になります。

 

さらに解決策についても「メリット、デメリットは?」「その解決策のリスクは?」「そのリスクを最小化するには?」と更に深堀していくと、あとは行動するだけ、という状態になります

その解決策に対し、ここまで検討したのだとと自信が持てるようになり、行動に迷いが無くなります。

 

それでも行動に迷うのであれば、さらに「なぜ迷っているのか?」とメモ書きで深堀りしていくと、「まだ検討が浅かった」ということが分かります。

あるいは「あの人が苦手で相談しづらい」「拒否されるのが怖い」といった人間関係に起因する問題だった、ということが分かったりします。

 

行動に移る際の問題が明らかになれば、それについて更にメモ書きしていくと、その心理的な障壁もクリア出来ます。

 

自分の選択に対し自信が持て、行動に移る際の心理的障壁も取り払うことが出来るので、格段に自分の行動力が上がります。

 

モヤモヤしなくなる

先ほど例に示したとおり、メモ書きでは、自分の内側から湧いて出てくる感情もその対象とします。

 

将来を不安に感じる時、失敗した時に落ち込む時、意見が対立し感情的になってしまった時など、自分の感情が大きく動く時にこまめにメモ書きを行っていくと、自分の感情の癖がわかるようになります。

 

どういった場合に感情が大きく動くのか、どういう感情の時上手くコントロールできないのか、ということが把握出来るようになります。

 

その都度、これらの感情の動きに対しメモ書きを行うことで、自分がその感情にどう対処すれば良いか、次第に掴めてきます。

 

自分の感情との接し方が分かってくるので、感情に大きく囚われることが少なくなります。

仮に囚われたとしても、何枚かメモ書きすることで、次第に気持ちが晴れてきます。

 

実際に紙に書き出してみると、「あれ?これだけのこと?」と拍子抜けするくらい簡単なことで驚くことがあります。

悩みや感情に囚われている時、同じことがグルグルと何回も頭の中を駆け回りモヤモヤしてしまいますが、一度紙に書き出し見える化すると、気持ちがスーッと軽くなっていきます。

 

ネガティブで人には絶対話せないような、心の中のどす黒い感情も全てA4の紙にぶちまけて下さい。

こうした感情を外に吐き出すだけでもポジティブになれますよ。

 

コミュニケーション能力が上がる

メモ書きを続けていくと、頭が整理されるので、何が重要で、何が重要でないかがはっきりと分かるようになります。

つまり、話の要点が掴めるようになります。

 

人に何かを伝える時、くどくどと枝葉末節に囚われず、本当に重要なことだけ伝えられるようになります。

 

人の話を聞く時も、全体の構造を意識しながら、今全体の中のどの部分の話をしているか理解できるようになるので、必要な部分を知るための適切な質問を投げかけることが出来るようになります。

 

また、常日頃からメモ書きという「1分間で瞬時に思考を言語化する」トレーニングを行っていると、頭の中に浮かんでいる思考を自由に、言葉にすることが出来るようになります。

複雑で説明が難しいそうな内容もさらっと口に出せたり、ディスカッションの場においても、ビビることなく自分の意見を言えるようになります。

 

ゼロ秒思考を始めてから達成できたこと【結果】

ゼロ秒思考は全ての行動の土台になるものです。

毎日の習慣にして、「考える=ゼロ秒思考のメモ書き」というように実践し続けたおかげで、あらゆる思考と行動様式のクオリティが上がりました。

 

その結果として、以下のようなことを達成することが出来ました。

  • 閑職から花形部署に引き抜かれる
  • 社長賞受賞
  • 海外駐在に選ばれる
  • 副業で月20万円の安定収入を達成
  • TOEICの点数が500点台から900点台にアップ

著者の赤羽氏が言うように「人は生まれながらみな頭がいい」と思います。

「自分は頭が悪い」「仕事ができない」という人は、思い込みや性格、思考の癖などにより、本来の力が発揮できていないだけです。

 

ゼロ秒思考を習慣化できれば最低でも上記のような結果は付いてくると思います。

 

ゼロ秒思考の効果のまとめ

この本を読む前、私は仕事の業績評価が最低ランクでした。

仕事のやる気も起きず、またどうやって仕事を進めたらいいのか分からず、モヤモヤした毎日を過ごしていました。

 

しかし、このメモ書きを始めてから、次第に自分の頭が整理され、シャープに考えられるようになりました。

 

メモ書きで常に「今、自分は何をすべきか?」をテーマに考えることで、本当に重要なことにフォーカスすることができました。

それまでは、やるべきことが分かっていてもなかなか行動に移せませんでしたが、行動に移す時の心理的障壁が何かわかるようになったことで、「考える→即行動」が習慣となりました。

 

メモ書きほど効果的かつ簡単なライフハックはないと思います。

私の人生は間違いなく「メモ書き」のおかげで好転しました。

 

10日ほどで効果が実感出来るようになりますので、騙されたと思い、是非試してみて下さい。

きっと人生が好転するはずです。

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