「仕事がつまらない」は多くの社会人が抱える悩みです。
仕事がつまらない状態が続いていると、精神的にも良くありませんし、自分のキャリアにも傷がつく可能性があり早急に対処しなければなりません。
仕事がつまらない理由とその対処法についてご説明します。
目次
仕事がつまらない理由①:裁量権がない
上司や先輩から裁量権を与えられないと途端に仕事がつまらなくなります。
指示されたことだけしか出来ないのであれば、それは「仕事」ではなく「作業」になってしまいます。
言われたことをただロボットのようにこなすことに面白さなんて感じる訳がありません。
ここまでひどい職場はないかもしれませんが、これに近いような職場は数多くあります。
パワハラ系の上司やオラオラ系のワンマン上司の元で働くとこのような環境に陥りやすくなります。
自分に裁量権があり、自分の創意工夫により成果を上げていくステップにこそやりがいを感じるのです。
良かれと思ってやったのに、「勝手なことをするな」と怒られるとやる気がなくなり仕事がつまらなくなります。
仕事がつまらない理由②:仕事に興味がない
そもそも自分の仕事に興味がないと、仕事にやりがいを感じづらくなります。
好きじゃない仕事を続けるのは想像以上に苦痛です。
動物が嫌いな人が獣医なんてやっていけるでしょうか。
これと同じで、人付き合いが嫌いな人が営業なんて好きになれませんし、半導体に全く興味がない人が半導体を研究することに喜びなんて感じません。
良く「仕事がつまらないのは、成果が出ないから」という言説を見ますが、半分本当で半分嘘です。
私は前の職場で史上かつてないほど成果を出し、上司からも評価されていましたが、仕事が恐ろしくつまらなかったのです。
いくら成果を出そうとも、その仕事に興味がなかったので、その仕事をする意味を見出せず「つまらない」と思っていました。
好きでない仕事をしていると仕事がつまらなくなります。
仕事がつまらない理由③:成果が出ない
成果が出なければ、好きな仕事であってもつまらなくなります。
仕事で成果が出ない→怒られる→やる気が出ない→ますます成果が出ない
上記のような負のスパイラルに陥ってしまいます。
好きな仕事でも成果が出ないと周りから評価されません。
頑張って仕事しても成果が出ず、評価もされないと、何のために頑張って仕事しているのかわからなくなります。
仕事がつまらない理由④:評価されない
成果を上げても評価しないクソ上司の下で働くと、最高に仕事がつまらなくなります。
自分の手柄を持っていったり、自分の好きな社員に手柄を渡すような最低な上司もいます。
好きな社員だけを優遇して贔屓する上司は残念ながらどこにでもいます。
好き嫌いで判断する上司が多いがためにゴマスリが蔓延するのです。
でもサラリーマンってそういうもんです。
仕事がつまらない理由⑤:給与が低い
好きな仕事で成果を上げて上司から評価されても、給与が低いと、それだけでやる気を失います。
頑張った報酬=給与ですから、それが低いと頑張る動機もなくし、仕事がつまらなくなってしまいます。
給与とやりがいは直結していますので、給与が低いことは仕事がつまらなくなる大きな原因です。
仕事がつまらない時の対処法
仕事がつまらない原因は数多くありますので、それにあった対策をとる必要があります。
上記でご説明した仕事がつまらない原因への対処法をご紹介します。
裁量権がない場合
裁量権がないのは何故でしょうか?
「若いから」「経験が浅いから」「失敗が多いから」「成果が出ていないから」「やる気がないから」
絶対に部下に裁量権を与えず、細かく管理したがるマイクロマネジメント型の上司もいますが、そうでない上司がほとんどです。
同僚や先輩は裁量権が与えられているのであれば、自分に原因があるのかもしれません。
やる気がない(ように見える)のであれば、積極的に手を上げて仕事を取りにいくなどの行動が必要になります。
もし単なるマイクロマネジメントの上司であれば、改善の見込みはありません。
早急に環境を変えるため、異動や転職を視野にいれましょう。
仕事に興味がない場合
仕事に興味がないのは、その仕事について知識と経験が浅い可能性があります。
自分の扱っている製品・サービスが「世の中にどう役立っているのか」を理解すれば、仕事にやりがいを感じやすくなります。
自社の製品・サービスの良さが分かれば、好きになりやすいですし、扱う年数も長くなれば好きになってくる可能性があります。
また仕事で成果を出すことも、仕事を好きになる方法の一つです。
仕事で成果を出せば、周りから評価され、モチベーションも上がります。
その結果より一層努力するようになり、さらに成果が出るという正の循環が生まれます。
こうした状況になると、仕事に興味がなかったことを忘れ、いつの間にかその仕事が好きになっていることも多々あります。
しかし、無理に今の仕事を好きになろうとしてくても良いですし、無理に続けなくても良いです。
時間の無駄になる可能性がありますからね。
早めに見切りをつけて、部署異動や転職を目指すのも賢い選択です。
成果が出ない場合
成果が出ない理由を考えてみましょう。
やる気がないからでしょうか、努力が足りていないからでしょうか、その仕事に向いていないからでしょうか。
卵が先か、鶏が先かですが、「仕事がつまらない」と仕事で成果を出しづらいです。
モチベーションが上がらないからです。
何もしないで、仕事が楽しくなることはありません。
仕事を楽しくするには、「仕事で成果を出す」ことが先です。
まずは今の仕事で思い切り全力で仕事に取り組んでみてください。
それで成果が出なければその仕事に向いていないと分かるので、転職しましょう。
成果が出て仕事が楽しくなれば御の字です。
成果を上げても、やはり仕事が楽しくないのであれば、転職しましょう。
今の仕事で全力を上げて成果を出したのであれば、転職市場でも引く手数多でしょう。
評価されない場合
成果を上げても評価されていないのであれば、アピールが不十分なのかもしれません。
日本人は驚くほどアピールが下手です。
謙虚さゆえかアピールすることに引け目を感じているのかもしれません。
しかし周りがあなたが思っている以上にあなたのことを見ていません。
あなたが積極的にアピールしないと、上司や先輩はあなたがどれだけ仕事を上手くやってのけたのか、どれだけの成果を残したのか分かりません。
日々の報連相をとおして、あなたが日々どれだけ考え行動しているのかを上司や先輩が分かるようにアピールしましょう。
給与が低い場合
給与が低い場合は打ち手がそう多くありません。
ほとんどの企業では依然年功上列ですので、どれだけ頑張り成果を上げたとしてもそれが給与に跳ね返ってくるのは稀です。
数少ないチャンスはボーナスです。
定期的に実施される、人事考課面談で自分の成果を積極的にアピールしましょう。
ここで遠慮して、「自分は対したことをしていない」「みんなに手伝ってもらったおかげ」と自分のことを卑下しては絶対にダメです。
少しでも給与を上げたいのなら、全力で自分の成果をアピールしてください。
上司も日本人的気質の方が多いでしょうから、積極的にアピールされるとそれを否定しづらいので、自分の思い通りの評価を下してくれる可能性が高くなります。
まとめ:仕事が面白くないなら転職するのもあり
仕事がつまらない、というのは深刻な状況です。
やる気も沸きづらく成果が出ないので、周りからの評価や自分のキャリアに傷をつけてしまう可能性があります。
仕事がつまらないと感じる方は、早急に今の状況を変えないといけません。
今回ご紹介した対処法がみなさんのお役に立てば嬉しい限りです。
どうしてもダメなら転職する方が良いです。
無理に仕事を続けていると、転職も難しい年齢になり手遅れになりかえません。
早めに見切りをつけ、自分が違う環境に移ることを検討してみてください。