直ぐに立ち直る!失敗した時の対処法

2019年5月31日

人間誰しも多かれ少なかれ失敗した経験をお持ちかと思います。

特に大きな失敗を犯した時、「やってしまった、、、」と、じわりと汗が噴き出し、胸がきゅーっとなる、あの嫌な感情は耐えがたいものです。

「自分に対する憤り、呆れ、失望、出世に影響するのでは?」「周りから嫌われるのでは?」「周りの評価を下げるのでは?」

失敗すると、色々な感情が渦巻きます。

しかしいつまでも失敗を引きずってしまうと、自分の精神衛生上もよろしくありませんし、仕事のパフォーマンスも落ちてしまい、更なる失敗を招く悪循環に陥ってしまいます。

今回は失敗を犯した時、出来るだけ早く気持ちを切り替え、本来の実力を発揮できる方法をご紹介します。

感情を紙に書き出す

失敗したときなぜ不安になったり、落ち込んだりするのでしょうか?

それは、そのことを頭の中で考え続けるからです。

「なんであんな馬鹿なことをしたんだろう」「なんで気付けなかったのか」「みんなからどう思われるだろうか」

失敗するととにかくいろんなことが頭を渦巻きます。

ずっとその失敗に固執してしまうので一向に気持ちが晴れず、もやもやした感情を引きずってしまうのです。

そんなときは「ゼロ秒思考」という本で紹介されているメモ書きをおすすめいたします。

「ゼロ秒思考」は元マッキンゼーの赤羽氏が執筆した17万部という大ヒット作です。

「ゼロ秒思考」で紹介されている、メモ書きはA41枚に1行20-30文字を4行、1分間でひたすら頭に思い浮かぶことを紙に書きだす、というメソッドです。

感情を紙に書きだしてみると、あれこれと考えていたが、実際は2~3個しかなく、こんな些細な事と長々と悩んでいたのか、とびっくりすることがあります。

不安を紙に書きだす、というのは科学的にも効果が立証されている方法論で、紙に書きだすことで自分の感情を「見える化」出来ます。

自分自身を客観的に捉える「メタ認知」が強化され、不安感情や憂鬱な感情が抑制されるのです。

また、普通に紙に書きだすのではなく、この「メモ書き」が有効なのは“1分間”という制約があるためです。

無制限で紙に書きだすと、考える時間があるため余計な思考が入り込む余地があります。

紙に書きだしていてもふと、いらぬ心配が再燃したりしてしまいます。

実際にやって頂くと分かるのですが、1分間で20-30文字を4行=80-120文字を1分で書き上げるのはそうとう大変です。

なので、100%自分の気持ち、感情に焦点があたり、無駄な思考が一切取り除かれます。

100%自分に焦点が向かうので、自分が本当は何に悩んでいるのかを明らかにすることができるのです。

あなたの思考や感情は現実ではない、と気付く

「出世できなくなってしまったらどうしよう」「周りの評価を落としてしまうかもしれない」

などと、失敗をすると将来に対する不安や憶測などが渦巻きます。

しかし、それらは全く現実ではありません。

例えば、あなたの失敗が「大事な契約書を失くしてしまった」ということであれば、

事実は、あなたが大事な契約書を失くした、ということだけです。

「出世できなくなる」「周りから嫌われる」などは憶測でしかなく、貴方の頭の中だけの出来事です。

それに振りまわれるのは止めましょう。

その憶測不安には一部真実が含まれているかもしれませんが、所詮憶測にすぎません。

ただの可能性です。

自分が作り出した虚構に囚われず、事実だけを突き詰めて二度と起こさないよう対策する、それだけでいいのです。

その反省が終われば、後は前を向きましょう。

大事なのは仕事で成果を残すことです。

過去の失敗に囚われても成果が出ることはありません。

必要以上に気にせず、次に目を向けて成果を出せるようそこに全力を注ぎましょう。

反省はしても決して後悔しないことです。

まとめ

完璧な人間はいませんので、誰でも失敗はします。

大事なのは、失敗したとき如何に素早く立ち直るかです。

失敗に囚われていると自分の本来の実力が出せませんから、どんどんパフォーマンスが悪くなっていきます。

少しでも早くみなさんが立ち直れるように、この記事で紹介した方法が参考になれば幸いです。


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