世の社会人のみなさん、時間はいくつあっても足りませんよね。
仕事に遊びに家族に勉強に、やりたいことはたくさんありますが全部やる時間はないので、日々何らかの取捨選択をしています。
少しでも自分のやりたいことが出来るよう、仕事にプライベートに「時短」に取り組んでいる人は多いかと思います。
働き方改革と言われてから久しく、多くの人が会社からもっと仕事を効率化して早く帰れ、と言われ否応なしに取り組んでいることでしょう。
2019年4月から「働き方改革関連法」が施工されその流れは一層強くなるはずです。
しかし、それでも尚忙しいし、時間が全くないのがほとんどの人にとっての現状です。
正直仕事の効率化って簡単ではないですし、取り組んでみたものの中々結果が現れない人も多いようです。
時短に取り組んでいるがなかなか上手く行かない人、時短出来たがそれでも尚忙しい人に、誰でも簡単に出来て確実に効果の出る時短テクニックをご紹介します。
それは「早歩き」です。
「え?」と多くの方が思われるかもしれませんが、早歩きの時短効果がすごいんです。
早歩きの時短効果
早歩きによって、1日約30分、月間約15時間もの時間を節約することが出来ます。
男性の平均歩行速度は大体4km/hです。
早歩きするとこれが、6km/hになります。
厚生労働省が2018年公表した「国民健康・栄養調査結果の概要」によると、
成人男性の1日あたりの平均歩数は6846歩だそうです。
歩幅の目安は身長×0.45です。
成人男性の平均身長を171cmとすると、成人男性の1日の平均歩行移動距離は、
6,846歩×身長171cm×0.45≒526,800cm≒5,268m となります。
この距離を通常の歩行ペース4km/hで歩くと、
5.269÷4≒1時間20分となります。
一方この距離を、早歩きで歩くと、
5.269÷6≒53分
その差はなんと、27分となります!
早歩きするだけで1日約30分もの時間を節約することが出来るのです。
月間にして15時間もの時間を捻出することができます。
15時間もあれば、自分のやりたいこと大抵出来ます。
家族と過ごす、友人と遊ぶ、自己研鑽するなど、早歩きするだけでこれらが可能となるのです。
ダイエットにも効果的
「早歩き」は時短だけでなく、なんとダイエットにも効果的なのです。
早歩きすると少し疲れますよね。
体感的に早歩きするとカロリー消費量が多いと感じている方も多いと思います。
実際に普通のスピードで歩く場合と早足で歩く場合のカロリー消費量を比較してみました。
日本人成人男性の平均体重67kgで平均歩行距離5kmを歩いた時のカロリー消費量を算出しました。
徒歩 :264キロカロリー
早歩き:440キロカロリー
なんと1日200キロカロリーもの差が生まれます!
200キロカロリーは大きめのおにぎり1個分で、運動で消化しようとすると25分間のランニングに相当します。
忙しくて運動する時間がない人も、毎日移動中早歩きするだけでこれだけのカロリーを消費することが出来るのです。
カロリー消費だけでなく、早歩きは通常の徒歩より脚の筋肉に負荷をかけ筋力アップに繋がります。
脚の筋肉は体の中で一番大きいものなので、基礎代謝が大きくアップし一石二鳥です。
早歩きの効果は科学的にも証明されています。
2010年に発表されたある研究結果(Arch Intern Med.170(2):194-201,2010)によると、早歩きの人はゆっくり歩く人と比べ「2.68」倍も“サクセスフルエイジング達成率”が高かったそうです。
サクセスフルエイジングとは、がんや糖尿病、心臓疾患や脳疾患などの大きな病気にかからず、健康な状態で年を重ねていくことをいいます。
つまり、早歩きの人は健康寿命が長い=幸せに老いていく人が多いということです。
まとめ:早歩きの効果はすごい!
日々時短に取り組んでいる人が意外に見落としがちなのが「早歩き」というメソッドです。
毎日の通勤などの移動を早歩きすることで、劇的な時間短縮になるのです。
また「早歩き」は時短だけでなく、ダイエットにも効果的です。
運動する時間がない忙しい人でも手軽に取り組めます。
時短に健康管理にこの一石二鳥の「早歩き」をぜひみなさん試してみてください!