営業未経験者が初めて営業を経験してわかったこと

2019年5月11日

私は某大手メーカーでBtoB営業をやっております。

もともとは管理系の仕事をしていたのですが、ずっと営業したいという想いがあり、営業職種に異動しました。

営業職に異動になってから半年ですが大分慣れてきたため、

営業に転職したい、あるいは異動したいと思っているが、経験がなく不安と思っている方のために、その経験についてお話しします。

不安を感じる必要はない。"既に営業を知っている"ので怖くないはず

これから営業にトライしようとされる方はすごく不安を感じているのではないでしょうか。

私もすごく異動前は不安でした。なにぶん全くの初めての経験となるので、当然です。

しかしよくよく考えると、社内に営業がおり、彼らとはコミュニケーションをとる機会があるでしょうから、営業がどういう仕事をしているのかなんとなく把握できているはずです。

また管理系の職種であれば、他社から物、サービスを買う機会が多々あるかと思います。

人事であれば、研修会社、エージェント会社、経理であれば経営コンサル、システム会社、物流系であれば物流業者など。

そんな時、他社の営業と接する機会があるので、自分が営業をした時どういう風に働くのか少なからず想像が出来ます。

就活生であれば、営業はタフな仕事で、飛び込みやノルマがありきつい、という印象を持つ方が多いです。

しかしある程度社会人の経験がある方であれば、就活生とは違って営業がどういう仕事なのか、想像しやすいかと思います。

とりわけ自社の営業のスタイルについては、自社の営業マンの話を聞くなどすれば、営業に対する不安を和らぐはずです。

営業は全ての仕事の延長線上

営業とは一言で言えば、顧客のニーズを聞き(引き出し)それに応えてその対価を頂く、という仕事です。

こうした仕事はどういった職種であれ少ながらず同じことをやっているはずです。

管理系の仕事であれば、社内で働く人が"顧客"とみなせます。

管理系職種の人は、日々社内の人から様々な依頼(ニーズ)を受けそれに応えているでしょう。

対価はもらえませんが(感謝はされる)、これも一種の営業です。

そして、これらの依頼に対して、例えば「急いでいるようだからすぐに出しあげよう」「この情報もあれば役立ちそうだから付け加えておこう」など日々皆さんなりの工夫をされているかと思います。

この行為が正に、付加価値をつけるということで、営業に求められることそのものです。

日頃付加価値をつけようと意識している人であれば、営業に必要なマインドは既に備わっていますので、なんら不安に感じる必要はありません。

未経験者の強み

管理系の職種から営業を経験して感じることは、未経験者ならではの強みがあるな、ということです。

営業一筋という方はスペシャリストではありますが、営業というものを客観的に見ることが難しいです。

その点私たちは、営業を受ける立場にいた人間ですから営業を客観的に見ることができます。

そのためいざ営業を経験した時も、「どういう営業が好かれるか(どういう営業が好きだったか)」「どう言えば納得してもらいやすいか」など、自分のこれまでの経験を手がかりにすることができます。

例えば何かを発注した時に、スピード感をもって取り組んでくれたり、丁寧に仕事をしてくれたときに、その営業に好印象を抱いたとします。

そうした経験を自分が営業になった時に、丸々パクって同じように行動すれば良いのです。

また、売り手ではなく、買い手としての経験が非常に生きます。

買い手の心理がわかりますので、提案や交渉の際に、相手がどのように感じているか受け止めているのか、ということを容易に想像することが出来るためです。

未経験者の方であっても自信をもって営業に挑戦しましょう。

未経験者の弱み

これまでずっと社内の人を相手に仕事をしてきた人たちは、あまりに自分の言動に対して無頓着です。

営業は顧客にとって会社の顔です。

そのため一挙一動、一言一句が、自社の印象を左右します。

その印象によって、物・サービスを買う買わないが大きく影響されますので、営業は自分の言動に細心の注意を払わなければなりません。

「このように発言したら、こう捉えられるだろう」「このように感じてもらえるよう、こう話してみよう」と常に考えて話をします。

しかし、社内でずっと仕事をしてきた人は、そのように自分の言動がどういう結果になるか、相手がどう受け止めるか、ということをあまり考えません。

人によるので一概には言えませんが、嫌味な人や、ぶっきらぼうな人、偉そうな人、無愛想な人が管理系職種には多いのが個人的な経験です(笑)

未経験で営業に挑戦する人は、相手の立場にたって考える癖をつけるのが、未経験の営業でスムースに活躍する秘訣です。

まとめ

なにごとも初めての仕事は緊張するものです。

特に営業は、キツイ、ストレスが多い、などとネガティブな印象を持たれがちなので、特に不安に感じるかもしれません。

しかし社会人の方であれば、営業は馴染み深く、身近なものであるはずです。

一度これまで出会った営業を思い出したり、社内の営業と話をすることで、「営業」がどういった仕事なのか想像がしやすくなるはずです。

また営業というのは特別な仕事ではなく、日頃皆さんがやられている仕事と大差ありません。

不安にとらわれすぎず、自信を持って営業に挑戦してみてください。

すごく楽しい仕事ですので、すぐに営業という仕事が好きになりますよ!

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